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キャッチコピーの話

池森義人

日常

こんにちは!マーケティング部の池森です。

企業は商品を手に取ってもらうため、よくそれにキャッチコピーをつけますよね。
例えば弊社の商品なら

リノアス「大切な思いを未来に繋ぎたいから選ぶリノベーション住宅」
木守唄「お子様部屋を天然素材でまるごと包む」

と言った具合です。

唐突ですが、CDやレコードの帯には、その作品を売るためのキャッチコピーが書かれています。
長きにわたり一線で活躍するあのアーティストのファーストアルバムのコピーはどんなものだったのか…今日はそんなテーマで書いてみたいと思います。

たまたまうちにあったレコードから3枚ご紹介します。

■さだまさし/帰去来(1976年)

「グレープ」というフォークデュオでの4年間の活動を経て本作でソロデビュー。ジャケットの写真はただのスナップで、後からジャケットに使用することになったため、使用許可をもらう為この女性を探し出すのに苦労したそうです。
さて、キャッチコピーは…

誰よりも言葉を愛し 誰よりもメロディーを愛する彼の比類なき情感が鮮やかによみがえる。
たった一人からの新たな出発に今 熱い期待が……

特に「誰よりも言葉を愛し」というところが、まさにこの人を言い表しています。「たった一人からの新たな出発」とあることで、解散を惜しんだデュオ時代のファンの期待も高まります。

■中島みゆき/私の声が聞こえますか(1976年)

前年の1975年にデビュー、満を持してのファーストアルバムです。名曲「時代」のアコースティックギターバージョンを収録。
さて、キャッチコピーは…

待望のファースト・アルバム完成。
心の底から吹き上げる中島みゆきの世界

「心の底から吹き上げる」ってあまり聞かない表現でスゴいですね。キャッチコピーは違和感があるくらいがちょうどいいです。

■荒井由実/ひこうき雲(1973年)

タイトル曲も有名なファーストアルバム。
キャッチコピーは…

魔女か!スーパー・レディか!新感覚派・荒井由実 登場!

短く端的で好きなキャッチコピーです。この作品からいわゆる「ニューミュージック」の流れを作った彼女は、まさに当時「新感覚派」だったんだと思います。
「魔女」と「スーパー・レディ」の対比が面白いですね。「魔女」もある意味「スーパー・レディ」だと思いますが。

以上です。ポップミュージックのレジェンドたちが初めにどのように売り出されたか…実に興味深いです。興味深いですよね!?

今日もお読みいただきありがとうございました!

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