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HT Life Design Award 作品発表8「見通しの良いリビング  ~空間を繋げて子どもの成長を見守るリビングに~」

池森義人

お知らせ

ホームテックでは、社内の優れたリフォームプランに対して表彰を行う“HT Life Design Award”を定期開催しています。

ホームテックにとっての良いリフォームとは、
単に古いものを新しくするだけではなく、施主様の潜在的なご要望を引き出し、それに対して魅力的なデザインと機能を両立させ、ライフスタイルそのものを良くし、 お客様の至福のひとときを高いレベルで「実現している」または「高めている」、「新たに生み出している」
こと。
これがどれだけ実現できているかを競うものです。
選考時には以下のポイントを重視します。

至福実現度・増加度
「至福のひととき」や「家を楽しむこと」を高いレベルで「実現している」または「高めている」、「新たに生み出している」
FHEデザイン
美しいだけでなくFlow(動線)、Hand(手線)、Eye(視線)に配慮されている
アイディア
表現したいことを実現する為の新しい発想や工夫、オリジナリティがある
チャレンジ
表現したいことを実現する為にチャレンジしている
お客様理解度・共感力
ヒアリング等を通じ、お客様の潜在的な要望まで汲み取られており、 担当者が共感力を最大限発揮できている
機能性・性能向上
構造の安定、劣化の軽減、維持管理、温熱環境、空気環境、光・視環境等の住宅性能に配慮されている

本ブログにて、3月に行われた本アワードの応募作品をご紹介します。

■フルリフォーム部門■

入賞「見通しの良いリビング  ~空間を繋げて子どもの成長を見守るリビングに~ 」

和室で遊ぶ子供の様子が見れないので部屋を繋げて広いLDKにしたい。
うまく使えていない屋根裏を部屋にしたい。
調布市 R様邸
■建物種別:戸建て
■ご家族構成:ご両親、ご夫婦、お子様2人
■リフォームのきっかけ:
・10年前に中古住宅を購入し2世帯住宅として住み替えた。
・子供の今後の成長を考えて、うまく使えていない屋根裏を部屋にしたい。
・キッチンを広くしたい。
・和室で遊ぶ子供の様子が見れないので部屋を繋げて広いLDKにしたい。
・収納スペースも確保したい。
■リフォームのポイント:
水廻りは当初お考えではなかったが、LDKを広げることを可能にする為に、水廻りのゾーニング変更を提案。より広く感じていただく為の工夫として吹抜とスケルトン階段を採用。家族の中心であるリビングをより繋がり感のあるものに。収納力は3階の床を延ばすことで解決。元の1.5倍以上の収納スペースを確保した。
■性能向上で配慮した点:
屋根裏にポリスチレンフォーム(熱伝導率0.024/t=50)を敷設し断熱性能向上。吹抜となっても元より快適さをUP
■施主様のご感想:
矛盾しちゃうような私たちの要望もうまくまとめてくださり、まとまりある素敵な空間にしていただきました。吹抜にもなったことで面積以上の広さを感じています。子供達もすごく喜んでくれていて、子供達のお気に入りの場所になった階段から学校であったことを話してくれるのを聞いているのが今の私の至福の時です。
■リフォーム後の至福のひととき:
リフォーム前:子どもの成長を見守っているとき。 リフォーム後は子どもが階段に座って学校であった話をしてくれるのを夕飯の準備をしながら聞いているとき。
至福実現度・増加度
子どもの成長をより身近に、より多く感じられる工夫がなされている
FHEデザイン
家族との距離の近さを感じつつ、広さを感じるような視線を配慮。家事動線のコンパクト化。
アイディア
水廻りの配置変えによって、お客様の想像以上の広さを実現しつつさらに見通しを良くしたことで期待以上の広さを得られる工夫がなされている
チャレンジ
メーカーものでは作成不可能な階段を、大工造作・鉄骨・メーカー材を組み合わせて実現している。
お客様理解度・共感力
広さと、収納力、階段新設というスペース的に矛盾した要望をかなえる為に提案の幅を広げている
機能性・性能向上 吹き抜けになっても断熱性能を上げることで快適さをUPしている。採風、採光に配慮。

≪作品発表9に続く≫

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