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HT Life Design Award 作品発表9「好きと便利がぎゅっとつまった家」

池森義人

お知らせ

ホームテックでは、社内の優れたリフォームプランに対して表彰を行う“HT Life Design Award”を定期開催しています。

ホームテックにとっての良いリフォームとは、
単に古いものを新しくするだけではなく、施主様の潜在的なご要望を引き出し、それに対して魅力的なデザインと機能を両立させ、ライフスタイルそのものを良くし、 お客様の至福のひとときを高いレベルで「実現している」または「高めている」、「新たに生み出している」
こと。
これがどれだけ実現できているかを競うものです。
選考時には以下のポイントを重視します。

至福実現度・増加度
「至福のひととき」や「家を楽しむこと」を高いレベルで「実現している」または「高めている」、「新たに生み出している」
FHEデザイン
美しいだけでなくFlow(動線)、Hand(手線)、Eye(視線)に配慮されている
アイディア
表現したいことを実現する為の新しい発想や工夫、オリジナリティがある
チャレンジ
表現したいことを実現する為にチャレンジしている
お客様理解度・共感力
ヒアリング等を通じ、お客様の潜在的な要望まで汲み取られており、 担当者が共感力を最大限発揮できている
機能性・性能向上
構造の安定、劣化の軽減、維持管理、温熱環境、空気環境、光・視環境等の住宅性能に配慮されている

本ブログにて、3月に行われた本アワードの応募作品をご紹介します。

■フルリフォーム部門■

入賞好きと便利がぎゅっとつまった家

杉並区 K様邸
■建物種別:集合住宅
■ご家族構成:ご夫婦、お子様2人
■リフォームのきっかけ:
地方に暮らしていましたが仕事の関係で東京に戻ってくることになりました。実家のマンションの一室が空き室だったため、そこを改装して4人で住むことになりました。
■リフォームのご要望:
共働きで子供二人の準備等が大変なため、使い勝手の良い家事導線とまどりにしたい。一人ずつの収納を設け、すっきりした家にしたい。子供たちの成長に合わせて変化できる家にしたい。
■スタッフのコメント:
ロッカー、室内窓、絵が描ける壁、お人形の収納と、すべての個所にこだわりました。一般的には個性的に見えるかもしれませんが、お施主様にとっては使いやすく最善で最高の「オーダーメイドのお家」ができたと思います。
■リフォーム後の至福のひととき:
ご家族皆様より大変ご満足いただきました。次女ちゃんは、リフォーム工事中お母様とよく現場を見に来ていて、『将来はリフォーム屋さんになりたい』と話しているそうです。
至福実現度・増加度
娘さんの至福のひととき「お絵描き」を楽しめる場所を作っている。
FHEデザイン
洗面とトイレの位置を入れ替え、回遊動線を実現。また、収納を中心とすることで非常に使いやすくなっている。
アイディア・チャレンジ
柱等による壁の凹凸をうまく利用しつつ、収納をまとめることですっきりとした空間を実現し、40㎡で回遊動線を伴った1LDKを実現している。
お客様理解度・共感力
収納計画にお客様理解度と共感力が表れている。

講評
ご両親の一軒家を見事に現代に蘇らせました。
「基地としての空間」という言葉が非常に新鮮に響きます。
階段の向きを変えることにより、家のモチベーションがぐっと上がり、二階の踊り場の活用など、家の隠れた魅力を大いに発揮してくれたりフォームです。
玄関・ホールの意匠も秀逸ですが、続く土間には新しい生活様式のヒントが隠されています。
美しくシンプルに、かつ基地としての存在感を増しながら、住まい手とともに変化し成長していく住まいの在りようが目に浮かんできます。

≪作品発表10に続く≫

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