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TRUE STORY

実話から生まれたホームテックのポリシー

生まれ変わったトイレ

生まれ変わったトイレ

 「トイレの水漏れを直してほしいんです」
 あれは、私がまだ入社して間もない頃のこと。ご相談に訪れた60代くらいのご夫婦から、そのようなお話をいただいた。私はお客様のお悩みを詳しくヒアリングするべく、現状についてじっくりとお話を聞いていった。
 現在は、ご夫婦と20代の息子さんとの3人暮らし。中古で購入された一戸建てで、築年数は35年ほど。タイル張りのリビングや、黒を基調としたインテリアなど、随所にこだわりが感じられる素敵な住まいであった。
 「具体的にはどのような状況なのですか?」
 「実は、便座から水が漏れているようなんです」
 お話を伺っていくと、ご相談の中心はトイレの水漏れであったものの、その他にも気になるところがあるとのことだった。

 「ホントは、もっとお手入れしやすいトイレにしたくて……」
 「今よりも使い勝手が良くなると嬉しいのですが……」
 お打ち合わせをしていく中で、さまざまな改善点が浮かび上がってきた。もともとインテリアや内装にこだわりがあるお客様だったこともあり、トイレ内についても、見た目やお手入れなどの点から改良の余地があると思われた。
 「そうそう、内装の劣化も気になっていたんですよ」
 「もっとトイレが気に入る場所になると、ありがたいですね」
 当時のトイレ内は、白い壁にグレーの床。そこに、昔ながらのタンク式便器が置かれていた。棚には、レトロな時計や猫の置物などが配置され、随所にこだわりが感じられる。けれど、お客様が望む空間にはなっていなかった。
 お手入れに関しても、昔ながらのトイレでは限界がある。内装も含めて新しいトイレにすれば、お手入れもずっと楽になる。私はそう思い、複数回のお打ち合わせを経て、ご希望に添えるようなリフォームを提案していった。

 「お家のテイストに合わせて、床と壁を黒にしてみるのはいかがですか?」
 「なるほど、それはいいかもしれませんね!」
 また、トイレ工事に合わせて、浴室の水栓も任せていただけることになった。シャワーからじわじわと水が漏れている状態だったので、トイレと同じタイミングで工事を提案した。これで、水回りの問題が一通り改善される。
 「だんだん仕上がりが楽しみになってきました!」
 実際に工事がはじまったのは、ご相談に来られてから約2ヶ月後のことだった。そして工事が完了すると、新しいトイレは見違えるほど素敵な空間になった。何より、お家のテイストにぴったりの、オシャレな空間へと生まれ変わった。
 「最後に、これを取り付けてもらえませんか?」
 工事の最後に、お客様が雑貨屋で購入されたタオル掛を取り付けてほしいとのご要望をいただいた。それを取り付けて、工事が完了。お客様は、新しくなったトイレを見て、心から喜んでくれた。

 「予想以上にカッコよくなりました!」
 「これからは、トイレもキレイに使わなければいけないね」
 そのように笑って話すご夫婦を見て、私はお役に立てたことを心から嬉しく思った。そして、お家の雰囲気にマッチした、生まれ変わったトイレを見て、これがリフォームという仕事の成果なのだと実感した。
 「おかげさまで、これまでよりずっとお手入れが楽になりました」
 「この空間が気に入ったので、ものを考えたり、落ち着けたりする場所にもなりました」
 お客様のご要望に耳を傾け、それをリフォームに反映させていくこと。そして、お客様の希望に沿った空間をつくること。それができれば、工事の大小にかかわらず、お客様の生活をより良いものに変えられる。
 そのような学びは、今も、私の胸の中で輝いている。

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