COLUMN
コラム
2019.03.30
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創業25年、施工実績70,000件のホームテックが、二世帯リフォームの”もめないプラン”についてお伝えします。
気をつけるべき点がたくさんある二世帯住宅リフォーム。ホームテックの経験豊富なスタッフがヒアリングを行い完成まで伴走します。
理想の二世帯住宅をつくりましょう。
二世帯同居を考え始めたと同時に視野に入るのが「二世帯住宅リフォーム」。おそらく一生に一度になるであろう二世帯住宅リフォームは、わからないことばかりで不安ですよね。さらにリフォーム内容で親世帯ともめてしまっては大変。そこで今回は、リフォームのプロの視点から、二世帯住宅リフォームを円満に進めるポイントを紹介します。
二世帯同居を検討するタイミングは人それぞれ。例えば結婚を機に両親の老後を考えた同居であったり、共働きの夫婦が出産のタイミングで「親にも面倒を見てもらえると安心」という理由で同居を検討したりします。
親と一緒に暮らすことで家事や育児の分担、高齢者を狙う犯罪の防止につながるうえ、なによりも家族が近くにいることの安心感が得られます。
しかし二世帯の同居となると間取りの見直しが必要になります。親世帯と子世帯の生活スタイルが異なると、そのままの間取りでは両世帯が不便に感じてしまうかもしれません。
そこで二世帯住宅リフォームを検討する必要が出てくるのです。
同居を機に二世帯住宅リフォームをすることは、親世帯・子世帯ともに快適に生活することにつながります。しかし単身世帯のリフォームに比べて大変なことも。子世帯の生活スタイルだけでなく親世帯の生活リズムや老後のことも考えた設計をしなければなりません。親世帯と意見が合わずもめてしまう…なんてことがあると、お互い気持ちよく暮らすことができないですよね。
二世帯住宅リフォームには、寝室以外の全てを共有する「完全共有」プラン、玄関やリビング、水回りなどは共有する「部分共有」プラン、そして世帯間で全く共有しない「完全分離」プランの3つがあります。
完全共有とは、ひとつの家で二世帯全員が暮らすこと。一世帯で暮らす場合と同じく、間取りを見直して寝室等の個々の部屋を用意することは可能ですが、それら以外は全て共有になります。生活スタイルが違う者同士が大人になってから同居を始めると、暮らす前は気にならないと思っていたことが気になってくることもあります。例えば歯ブラシの置き方や、タオルのしまい方など「まさかそんなことで」と思うようなことがあります。
生活をするうえで歩み寄りができる者同士でも、暮らしを続けていく中で譲れないことも起こるでしょう。一方で、価値観が多様するなかでの暮らしは、新しい発見やにぎわいももたらしてくれるかもしれません。
現状の間取り(部屋の広さ、数)に固執しない完全共有プランを設計していくことも可能です。ご自宅の間取りをがらっと変えるのは名残惜しい部分もあるかもしれませんが、完全共有を優先されたい場合には、今後の暮らしやすさにも重点を置き、一度検討してみてはいかがでしょうか。
部分共有の場合は、希望次第でどの部分を共有するかが変わります。「お互いに干渉しあわない部分ももちたい」「生活時間帯が異なる」「掃除の頻度が違う」など、部分共有の目的は何パターンもあります。廊下を歩く足音やお風呂場の水音、ドアや窓からの光漏れなど、暮らしてみて初めて分かることもあるため、共有場所と全体の間取りを、なるべく詳細に検討した方が良いと言えます。
一方で、朝の台所からコーヒーを淹れる音が聞こえたり、食べ物のいい香りがすると気持ちが安らぐこともあるように、キッチンやリビングなど家族にとって心地の良い共有は取り入れたいものです。完全共有にも言えることですが、間取りを工夫すれば、快適な暮らしを実現することもできるのです。
完全分離は同じ敷地内に家が2軒あるような二世帯住宅のこと。アパートのお隣さんのようなイメージです。玄関前のスペースは共有する場合もあるかもしれませんが、玄関扉からは別々。予算はほぼ2軒分の金額となることも、想像がつくかと思います。
気をつけるべき点がたくさんある二世帯住宅リフォームに対して、ホームテックの経験豊富なスタッフがヒアリングを行うことで、もめることなく理想の二世帯住宅に近づけます。
例えば当初は「部分共有」プランが良いと思っても、世帯別ヒアリングで細かい要望を聞いてみると、実は「完全分離」プランのほうがお互いの希望をかなえられる、ということもあるのです。その結果できた二世帯住宅は、両世帯が心地よく生活でき「リフォームして良かった」と思える場所になるはず。
人生で一番大きな買い物になるかも知れない二世帯住宅リフォームは、世帯間の希望を丁寧に聞くことで円滑に進めることができるのです。