COLUMN
コラム
2019.07.29
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「古くなってきたお風呂のリフォームがしたいけど、何から始めればいいか分からない…」そんな方のために、お風呂のリフォームにはどれくらいのお金がかかるのか、そして工事期間はどのくらいなのか、どんな商品があるのかなど、疑問に思われる点についてひとつずつ解決していきたいと思います。
一般的にお風呂のリフォームは15年から20年を目安にするといいと言われています。というのも、その時期を過ぎてしまうとカビなどの汚れが目立ち始めたり、土台部分や床下が腐食したりする可能性が出てくるからです。リフォームするタイミングが早ければ早いほど費用が安くすむので、早めの対処がオススメです。
お風呂のリフォームには「ユニットバス」と「在来工法」の二種類があります。ユニットバスという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、在来工法はあまり聞きなれない言葉かもしれません。
ユニットバスは、浴槽と壁、床などの部品が全てセットになったお風呂のことを指します。工期が短く断熱性能に優れているのが特徴です。
一方在来工法は、現場で職人が一から作り上げるため、ユニットバスよりコストや工期がかかることが多いですが、設置場所やデザインの自由度が高いです。
通常、在来浴室(在来工法で作られた浴室)からユニットバス、ユニットバスからユニットバスにリフォームされる方がほとんどで、ユニットバスから在来浴室にするケースはほとんどありません。
在来浴室からユニットバスへのリフォームは100~150万円、ユニットバスからユニットバスへのリフォームは80~100万円が相場です。選択するユニットバスのグレードによっては、それ以上になることもあります。
在来工法からユニットバスへのリフォームは平均1週間、ユニットバスからユニットバスへのリフォームは平均3,4日かかります。
リフォーム中に家を空ける場合は、外出前までに作業員に来てもらい、帰るまで作業してもらえばカギを預けずに済みます。1週間くらいかかる大掛かりな工事であれば、旅行に行ってる間に工事を進めてもらうという手もあります。(この場合、リフォームプライスでは、キーボックスを使って鍵を管理します)
リフォームの見積もり時に相談できるので、柔軟な対応をしてもらうといいですよ。
①現地調査 …担当者が現場に赴き、既存浴室を採寸の上、要望や予算などをヒアリングします。
②プランと見積…①に合わせて最適なプランと見積もりを担当が提案します。
③仕様決め…②に問題がなければ契約となり、その後、床・壁・天井・浴槽などの色を決めていきます。
④工事着工…商品は注文を受けてから製作に入るため、着工は申し込みから2~3週間後となります。マンションの場合は、室内だけでなく建物のエントランス、エレベーター、玄関前など建物内の共用部を養生します。
⑤工事完工・引き渡し…工事が完了したら、最終確認の後引き渡しとなります。
※上記はリフォームプライスの場合です。細かい流れは業者によって異なります。
ここまでお風呂のリフォームの費用や工期、流れなどについてご紹介してきました。「基本的なことは分かったが、どんなお風呂にしたらいいかわからない」という方も多いと思うので、リフォームする際のポイントについて見ていきましょう。
・基本的なことは分かったが、どんなお風呂にしたらいいかわからない
・このくらいの予算で、どこまでできるのか知りたい
そんな悩みを解決していきましょう!
次にご紹介するのは、お風呂のリフォームのバリエーションについてです。
まずユニットバスの例から見ていきましょう。ユニットバスは50~100万円の予算であれば、1坪サイズのおしゃれなデザインにすることができます。メリットとしては在来工法より安くすることが出来るという点が、デメリットとしては傷がつきやすいという点が挙げられます。
見た目が良くても材質は安いものを使うことになるので、質的には在来工法には敵いません。
■LIXILの「SOLEO」価格帯:約70万〜330万
SOLEOは、人工大理石を使用した浴槽やクラシックな見た目の壁のデザインが魅力的で、在来工法にも負けないクオリティのユニットバスです。
見た目が良いだけではなく、ボタンを押して回すだけのプッシュ水栓や汚れを未然に防ぐキレイ鏡など機能面も充実しています。
■Panasonic製「ココチーノLクラス」価格帯:約128万
ココチーノLクラスは、くつろぎにこだわった空間とデザインになっています。
人工大理石で造られた浴槽は、ユニットバスとは思えないような高級感を漂わせます。
機能性や清掃性もトップクラスなので、コスパが良く機能性も充実したユニットバスにしたい方にはオススメです。
■在来浴室のリフォーム 価格帯:平均100~200万円
メリットとしては、丈夫で傷つきにくく、職人が一から作り上げるため、設置場所やデザインの自由度が高いという点が挙げられます。
デメリットとしては、価格が高くつき工期も長くなってしまうことが多いという点が挙げられます。
ユニットバスも在来浴室もそれぞれメリットとデメリットがあります。どちらを選ぶかは人それぞれになるので、自分に一番合うものを厳選するようにしましょう。
ここまで、お風呂リフォームの基本的な知識を紹介しました。ここまでみていただいた方の中には、実際どんなリフォームを行ったのか気になってる人もいるのでは?
そこで、ホームテックが実際に行ったお風呂リフォームの施工事例を3つ紹介します。
◆「ナチュラル&シック」が調和。窓からの緑が引き立つ洗練空間
Panasonic の 「MRX1418」というユニットバスを用いています。
このユニットバスの特徴は、ユニットバスにもかかわらずある程度デザインの自由度があるところです。
値段は抑えたいけど、デザインもしたいという方にオススメ!
◆仲間が集まるアジアンリゾ-トLDK
TOTOの「サザナ」というユニットバスを用いています。
TOTOというとトイレのイメージがあると思いますが、トイレ以外にも水廻りはほとんどやっています。
サザナの特徴は、床のクッションと保温機能です。ほっカラリ床という、床の内側にやわらかクッションを用いた床で、畳のような柔らかさ・断熱効果・衝撃吸収・防音効果があります。子どもが怪我をしにくいので小さい子どもがいる方にオススメです!
◆デザイン・機能性を兼ね備えた浴室バリアフリーリフォーム
在来浴室のバリアフリーリフォームの事例です。
浴槽はLIXILの「グランザ」、タイルはLIXILの「サーモタイル」を使用しています。
ご主人様が車椅子をご利用されてるため、段差やリモコン・水栓位置など、ミリ単位で細かく設定をして完成しました。
こういった細かい調整が出来るのは、在来浴室ならではの強みです。
お風呂のリフォームを考えている場合、実物を見ることは必須と言っていいでしょう。
「カタログを見た方が早いのではないか?」思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実物を自分の目で見たときのサイズ感や使い勝手はカタログでは体験できません。実物を見たいときはショールームへ足を運ぶのかオススメです。
メーカーショールームでは、各メーカーのプロが詳しい機能の説明をしてくれたり、リフォームショールームでは、機能面と工事面について詳しい説明を受けたりすることができます。
カタログだけでは実物の魅力や詳しい情報は分からないので、気になる方はぜひショールームへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは、こちらをご覧ください。
さて、今回の記事ではお風呂のリフォームの基本的な流れや、リフォームのポイントについてご紹介してきました。
リフォームについて何も分からなかったという方でも、どれくらいの期間や金額でリフォームが可能なのか、そして実物を見に行くことの重要性などについて知っていただくことができたのではないでしょうか。
ぜひ今回の記事を参考に、お風呂のリフォームに挑戦してみてください。