COLUMN
コラム
2021.03.16
目次 [非表示]
「新しい家がほしいけれど、注文住宅と中古どちらがいいのか」
「中古住宅をリノベーションすれば注文住宅と同じなのか」
このような疑問を抱いてはいませんか。
近年では、中古住宅をリノベーションする方は増えており、注文住宅でなくてもよいのではと考えるのもわかります。
この記事では、注文住宅と中古リノベーションのメリット・デメリットをご紹介します。住宅購入の際の参考にしてみてください。
注文住宅とは、構造や設備を1から自分で決めて建てられる戸建て住宅のことです。
中古住宅を購入してリノベーションする場合に比べてメリットとデメリットがありますので、以下でご紹介します。
注文住宅のメリットは、1から設計できるため間取りや設備が完全に自由に作れることです。
複雑な間取りやデザインも費用があれば実現可能なため、独自性のある戸建てを建築できます。
中古住宅では得られないメリットは、誰も住んだことがない家が手に入ることです。
新しく住宅を手に入れる際に、他人が住んだ家は嫌だという方は珍しくありません。
誰も住んだことがない家は新築という気分が味わえますし、排水管といった見えない部分の設備が老朽化している心配もありません。
国土交通省の「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の価格は土地付きで平均4,615万円とされており、非常に高いです。購入金額だけで比較すれば中古住宅の2倍近いこともあるでしょう。
予算に余裕がない場合は中古住宅を選んだほうがお財布には優しいです。
注文住宅は建物を1から作り始めるため、住めるようになるまで1年以上かかることが多いです。このため、早く住みたい方には向いていません。
注文住宅と比較した場合の、中古住宅をリノベーションして住むメリットとデメリットを2つずつ紹介します。中古住宅を購入して住もうかと検討している方は参考にしてみましょう。
国土交通省の「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」では、中古住宅の平均価格は2,585万円とされています。1,000万円かかるフルリノベーション工事をしたとしても、4,000万円を下回るため、注文住宅よりは安いでしょう。
こだわりぬいたリノベーションをすれば注文住宅に匹敵する価格となる恐れもありますが、一般的には中古住宅をリノベーションしたほうが価格は安い傾向が強いです。
なお、リノベーション費用は工事内容によって大きく変わります。
部分リノベーションであれば500万円以下で住むこともありますが、こだわりがあるフルリノベーションであれば1,500万円を超えるケースもあります。
中古住宅を選ぶ際は、リノベーションをどの程度するかを検討して業者に見積もりを出してもらってから購入を決定しましょう。
東京の都心部といった立地がよい場所は既に建物が密集しているため新築で建てるのは難しいです。首都圏だと郊外であっても、駅の近くといった好立地であれば商業施設やマンションが林立しているため、新築の戸建てを作るのは難しいでしょう。
中古物件であれば、都心部や駅の近くであっても既にある戸建てを購入して住むことができます。
通勤や通学などを考慮して、立地をどの程度重視するかが、中古住宅を選ぶかどうかの指標となるでしょう。
中古住宅では、建物の構造上、間取りが変更できなかったり、排水管といった設備がリノベーションできなかったりすることがあります。
強引に間取りを変更しようとすると、建て直しするのと大差がない状況になりかねません。
中古住宅を購入する際は、間取りや排水管など、どの程度までリノベーションが可能かを工事業者に事前に確認しておきましょう。
新築に比べると、中古住宅のリノベーションでは住宅ローンで借りられる上限額が低いことが多いです。
中古住宅の購入とリノベーションにかかる費用によっては、自己資金が注文住宅よりも多く必要となる恐れがあります。
注文住宅は、間取りを含めてすべて自由に設計できるため、自由性を重視するのならおすすめです。また、誰も住んでいない魅力があり、設備が老朽化している恐れがありません。
費用を抑えて新しい家に住みたいのなら、中古住宅を購入してリノベーションがおすすめです。立地がよい場所に住みたい場合も向いていると考えられます。
立地や費用など、何を重視するかによって、注文住宅か中古リノベーションかを選ぶようにしましょう。