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2020.4.15

【女性プランナーが語る!】二世帯リフォームのメリットとデメリットとは?

こんにちは、住宅リフォームのプランナーを20年以上担当している、田畑と申します。

私自身、夫の実家を二世帯リフォームし、義両親と一緒に生活をしている経験から、これから二世帯リフォームを検討している方へ少しでも参考となればと思い、この記事を書いています。

二世帯リフォームを検討される際、費用分担によるコスト面や防犯面での利点を大きな魅力と感じている方が多いはずです。
しかし、二世帯住宅とは生活スタイルが異なる世帯と一緒に暮らすということでもあります。
子世帯としては今後の暮らしがどの程度変わってしまうのか、不安を拭いきることは難しいでしょう。

・相手方の家族と上手くやっていけるか
・プライバシーの確保はできるのか
・生活時間帯のズレが不安

今回はこれらの問題を解決するとともに、実際に二世帯リフォームをされた方の声をご紹介します。納得できる二世帯リフォームを実現するポイントを学び、ぜひご自身の住まいづくりの参考にしてください。

1.二世帯リフォームのメリットとは?

親・子世帯が一緒に暮らすことにより、コミュニケーションの密度が増すという点が、二世帯住宅の大きなメリットとして挙げられることが多いです。小さい子供の成長段階においても、多様な人間関係に身を置くことは重要な経験となるでしょう。
上記以外に、実際に二世帯リフォームをした経験から「二世帯住宅のメリット」をご紹介します。

1.1二世帯リフォームをした田畑が語るメリット

私が二世帯リフォームをしたきっかけは、夫の実家が築45年と老朽化が進みリフォームか建て替えか悩んでいたところ、私たち夫婦も賃貸の契約更新のタイミングだったため、実家に戻ろうかと自然な流れで話が進みました。

私たち子世帯だけでは実現が難しかった一戸建てですが、二世帯住宅にすることで費用を分担でき、低コストで実現することができました。
また我が家は共働きをしているため、帰りが遅く生活スタイルが親世帯と異なりキッチンを使うタイミングなどは被ることがなく、トラブルも起きませんでした。

築45年の実家は戸建てということもあり、かなり寒さが厳しい家でした。
そこで家族が最も時間を過ごすことが長いリビングに、しっかりと断熱リフォームを施しました。
そうすることで家族が自然とリビングに集まり、お茶をしながらコミュニケーションを取る時間が増えました。

また、リフォーム計画の段階で義両親の将来を考えバリアフリー化したことで、義父が車いす生活になった際もすぐに対応することができました。

1.2二世帯リフォーム 子世帯・親世帯それぞれのメリットとは?

プランナーをしていると子世帯側のメリットとして、「緊急時に子供の面倒を頼める人が居るのは安心」という声が多く寄せられています。子供達にとっても、祖父母の近くで自然に関わりをもつ生活を送れることは、二世帯住宅の大きな強みといえるでしょう。
ほかにも電気代などのエネルギー消費量削減など、経済的な面をメリットとして挙げる声が多くありました。

そして親世帯側からも同様に、「家に誰かが居てくれる安心感を得られる」「子供や孫と常に関わりを持つことができる」という声が多く挙げられます。
ご自身の健康面などで、老世帯だけの生活では今後に不安を抱えることが多いようです。
お互いにサポートしあえる安心感を得られることが、二世帯住宅の優れた点と言えるでしょう。

2.二世帯リフォームのデメリットとは?

二世帯リフォームを相談しにこられるお客様には、ライフスタイルのズレやプライバシーについて心配される方が多くいます。実際に二世帯リフォームのプランニングを何件も担当してきた経験から、「二世帯住宅のデメリット」をご紹介します。
二世帯リフォームを検討する際は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しましょう。

2.1二世帯リフォームをした田畑が語るデメリット

私は「完全共有型」という間取りで二世帯リフォームをしました。
水回りも玄関も全て共有されていて、プライバシーを気にする方には通常嫌煙されがちな間取りとなります。
ただ私は、夫婦と義両親だけの家族構成だったため、生活スタイルも異なり完全共有型でも問題なく過ごすことが出来ました。

ご相談に来られるお客様から良く聞かれるデメリットを、ここではご紹介しようと思います。

親世帯の寝室近くにキッチンがある間取りにしたお客様。
両親は就寝が早いため、主人の帰りが遅い日や夜中に小腹がすいた時も、キッチンの使用をためらってしまいます。あとは、共有部分をもう少し吟味しても良かったかもしれません。
玄関を共有しているのですが、親世帯の来客が多いのです。本当であれば子世帯側に内カギを付けたい気持ちがありましたが、さすがに言い出せず…。

ポストも共有なので、郵便物を見られてしまうのもあまり気持ちの良いものではないです。

住み始めてからこのような事態が起こらないように、親世帯・子世帯の本当の気持ちをヒアリングさせて頂くことを何よりも大切にしています。

義両親の前では話しにくい…というお嫁さんもいらっしゃると思います。
そういった方には個別でお話をする時間を設けたり、私の二世帯リフォームをした経験をお話させて頂き本音を伺うようにしています。

2.2二世帯リフォーム 子世帯・親世帯それぞれのデメリットとは?

子世帯・親世帯ともに、「お互いに気を使ってしまう」ことをストレスに感じることが多いようです。特に子世帯は比較的活動時間が長いため、生活音に対する配慮が求められます。
また、親世代も友人との関わりが減ってしまったり、若い世代のライフスタイルが目についてしまう場面も多い様子。共有部分が多い場合、顔を合わせるタイミングが増えます。
距離が近い暮らしというメリットがある反面、お互いストレスがたまりやすい環境と言えるでしょう。
プライバシーの確保は妥協せず話し合い、双方が納得するプランを考えましょう。

3.二世帯リフォームの先輩が語る生活スタイル

これまでお話ししてきたように、二世帯住宅ではそれぞれの「生活スタイルのバランス」を考えることが重要です。
特に摩擦が生じやすい「家事」と「気遣い」の面を掘り下げて解説していきます。

3.1二世帯リフォーム 家事の実情

それぞれの世帯における家事は、はっきりと住み分けることをおすすめします。特に、買い物やゴミ出し、料理の方法などにライフスタイルの違いが出やすいもの。中途半端に共有してしまうと、お互い余計なストレスを抱え込むことになります。
ほかにも洗濯物の干し方や畳み方など、一見些細なことでも気まずい思いをすることが多いそう。
そのため、お互いの家事にはできるだけ関与せず、それぞれの世帯のやり方を尊重することが大切だと言えるでしょう。

3.2二世帯リフォーム ご主人と奥様による気遣いの違い

これまで別々に暮らしていた世帯がひとつ屋根の下で暮らす二世帯住宅。ご主人は奥様と実母間の調整役として、肩身の狭い思いをしているという声をよく耳にします。
特に、奥様が専業主婦の場合、親世帯と過ごす時間が長くなります。親世帯の家事育児への干渉や価値観の違いなどですれ違う場面があり、嫁姑問題に発展してしまうケースも少なくありません。
ひとつ屋根の下で暮らす家族として、「気遣い」を意識することは大切です。その上で、ご主人が気兼ねなく使える独立したスペースを用意する、子世帯の生活面では奥様が主導権を握るなど、余計な干渉が無い独立したライフスタイルを重視しましょう。


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創業26年、リフォーム専門の
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リフォームプライスに所属するプランナー田畑がまとめた「二世帯リフォームの専門情報サイト」です。

リフォームの中でも、二世帯住宅に変更する
リフォームは、選択肢も多く悩むことも多いです。

田畑は実家を、二世帯住宅へリフォームした経験から、その大変さや煩雑さを体験しました。

  • ・親世帯と子世帯に最適な間取りって?
  • ・在宅でもリフォームはできるの?
  • ・何から始めればいいの?
  • ・将来的な二世帯住宅の活用法はある?

これから二世帯住宅のリフォームを検討される方にとって、参考になれば幸いです。