COLUMN
コラム
2020.11.25
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「冬でも寒さを回避して換気したい」
「効率的な換気をする方法や窓をあける時間が知りたい」
このように、冬の換気方法についてお悩みの方は多いでしょう。新型コロナウイルスによって換気の重要性は高まっているとわかっているものの、冬に家の換気をすると寒くなるデメリットがあります。
しかし、室内に汚染物質が溜まっていくため部屋の換気をしないわけにはいきません。
そんな方のために、この記事では寒さを少しでも回避しつつ効率的に換気するにはどうしたらいいのかを紹介していきます。読むことで、冬でも寒くなりにくい効率的な方法で換気が可能となるでしょう。
空調事業で世界トップの売上実績があるダイキン工業株式会社では、家の換気は1時間に2回、それぞれ5分ほど窓を全開にすることが推奨されています。冬場なら暖かい室内の空気は寒い外に流れやすくなるため5分よりやや短くても問題ありません。
厚生労働省の『「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法』によると、1人あたりが1時間に必要な換気量30立方メートルとされています。1時間に2回の換気を行うことで、必要な換気量を満たせると考えられるでしょう。
また、新型コロナウイルス感染症対策分科会では、換気時に必要な室温は18度以上、湿度は40%以上を目安として挙げているため、体調を崩さないために意識しておくとよいでしょう。
なお、エアコンは室内の空気を循環させているだけの場合が多いです。ほとんどの機種では室外との換気はできないため、エアコンの送風や暖房だけで空気の入れ替えをしている気分にならないようご注意ください。
以下では、冬でも寒さを回避して換気を行う方法を5つご紹介します。
なお、複数の窓がある部屋の場合は2方向の窓をあけて風が通りやすいようにすると効率的に換気ができます。窓がない場合はドアで代用も可能ですのでぜひお試しください。
先に部屋を暖めておくことで、窓をあけても壁や床の熱で室温が下がりにくくなるといわれています。
起床時や帰宅時にすぐ換気をするのではなく、暖房をつけてから窓をあけるようにすると寒さを感じにくいでしょう。
可能なら、暖房器具から離れた窓をあけてください。そうすることで熱が奪われるのを遅くでき、室温が下がりにくくなるでしょう。
この方法は暖房器具と窓の位置が移動できない場合は難しいです。しかし、リフォームや転居によって暖房器具の設置場所を今後決める機会があるのなら、窓から距離を置くことで寒さ対策になるでしょう。
外気温が室内よりも非常に低い場合は空気が外に流れていきやすいです。このため、窓を少しだけあけて常時開放しておけば、自然と風通しがよくなって換気ができるでしょう。
窓を大きくあけないため室内の熱が奪われにくいと同時に、常時開放しているため換気が促されます。
まず、換気したい部屋の隣の部屋の窓をあけて空気の入れ替えをします。次に、隣の部屋の窓をしめて、換気をしたい部屋との扉を開放することで、間接的に換気ができるでしょう。
換気をしたい部屋の窓はあけないため、室内の熱をほとんど逃さずに空気の入れ替えができます。ただし、換気をしたい部屋の窓を直接あけるわけではないため、完全な換気とはいえません。可能なら、空気の入れ替えをしたい部屋の窓をあけて直接的な換気をすることを推奨します。
常時作動する換気システムのなかには、給気時と排気時に熱変換をするタイプが存在します。
熱変換をする商品は、外からの冷たい空気を室内に取り入れる際に暖めてくれます。これにより、室温が下がりにくくなり、暖房費用が安くなるメリットがあるでしょう。
熱変換をする換気システムとしておすすめなのは、グッドデザイン賞を受賞している家庭用熱交換換気システム「せせらぎ」です。
せせらぎは、従来の換気に比べて年間で以下の電気代を節約できるといったシミュレーションがあります。
北海道旭川市で年間107,316円(20%節約)
東京都で年間133,204円(50%節約)
室内が暖かく維持できるだけではなく電気代の節約にもつながるため、省エネ住宅を検討している方はぜひご検討ください。
家の換気をする場合、1時間に2回、それぞれ5分ほど窓をあけると効果的だといわれています。また、換気システムの工事をしたり、断熱性を高めた床や壁にするフルリフォームしたりすれば長期的な寒さ対策や節電効果が期待できます。寒い冬でも家の換気を効率的に行いたい場合は換気システムの交換やフルリフォームを検討してみるとよいでしょう。
フルリフォームや家庭用熱交換換気システム「せせらぎ」の設置をご検討中であれば、弊社で工事できますのでぜひご相談ください。